竹本黒石神社
・所在地 埼玉県比企郡鳩山町竹本1078
・ご祭神 日本武尊
・社 格 旧竹本村鎮守・旧村社
・例祭等 不明
地図 https://www.google.co.jp/maps/@35.9995914,139.3170483,16z?hl=ja&entry=ttu
泉井神社から「亀小通り」を北上し、900m程先の埼玉県道171号ときがわ坂戸線との交点である丁字路を左折する。その後200m進んだ細い路地を右折すると、その突当たりに竹本黒石神社の鳥居が見えてくる。細い路地地点には竹本黒石神社の社号標柱があり、それが目印となるが、道路沿いからは少し離れた場所にあるので、曲がる際には注意が必要だ。まあ今では車両にはナビが標準装備されていて、設定さえ間違わなければ、まず迷うことはない。
細い路地を曲がり、そこを暫く進むと、道路の行き止まりとなっていて、鳥居の右手に駐車可能なスペースがあり、そこの一角に停めてから参拝を開始する。
竹本黒石神社正面鳥居
『日本歴史地名大系』 「竹本村」の解説
[現在地名]鳩山町竹本
大橋川支流黒石川の上流域に位置し、東は須江すえ村、南は上泉井村・下泉井村。「たかもと」とも読み(元禄郷帳など)、松山領に属した(風土記稿)。田園簿に村名がみえ、田高二〇〇石余・畑高六五石余、幕府領。国立史料館本元禄郷帳では旗本日比野領。
参道の両側には豊かな森林に覆われていて(写真左)、石段上に拝殿が設けられている(同右)。丘陵地面に位置している鳩山町の社は市街地以外はこのような配置となっているものが多い。
石段を登り終えると比較的広い空間が広がり、更に一段高い場所に拝殿が鎮座している。
左側には社務所がある。
拝 殿
周囲一帯には趣のある雰囲気が漂う。
鳩山町竹本地域は岩殿丘陵の西部で、丘陵を樹枝状に浸食して流れる鳩川の支流大橋川の上流地域に位置する。丘陵に挟まれて、細長く東西に耕地がのびている。竹本黒石神社の創建年代等は不詳ながら、当地の名主家保積家が氏神として創祀したと伝えられている。
江戸期には東光寺持ちの社で、竹本村の鎮守として祀られ、明治維新後の社格制定に際し村社に列格、明治40年に(旧東光寺持ちの)菅原社(天神社)を合祀している。
拝殿左側に祀られている境内社(写真左・右)。詳細不明。
参道右手に見える鳩山町景観樹木である「カシ」の巨木
指定年月日 平成10年9月1日
指定番号 第21号
参考資料「新編武蔵風土記稿」「日本歴史地名大系」「埼玉の神社」等