桜沢八幡大神社
街の対岸にはかつて鉢形城があり、古くから地の利を生かした要害の地でもあり、城下町であった。 現在でも国道140号・国道254号及びJR八高線・東武東上線・秩父鉄道が接続する交通の要衝地となっている。この国道の合流地点に桜沢八幡大神社は鎮座している。
所在地 埼玉県大里郡寄居町桜沢3827
御祭神 天照大神 誉田別命
社 挌 不詳
例 祭 10月15日
桜沢八幡大神社は寄居警察署の東側に位置し、国道140号線、254号線、県道62号線の合流地点傍に鎮座している。背後に戦国時代の山城があったという鐘撞堂山を配し、その山脈の稜線上に社が形成されている。ちなみに鐘撞堂山には名前の由来があって、戦国時代に寄居鉢形城の出城があったところで、敵の来襲を知らせるため鐘を撞いたことから鐘撞堂山と名付けられたと言われている。
桜沢八幡大神社の社殿に通じる参道の全ては石段であり、また社殿も神楽殿も境内も綺麗に整備されている。駐車場は一の鳥居のすぐ右側に比較的広い駐車場もあり、そこに駐車して参拝を行った。
国道254号線沿線上にある桜沢八幡大神社の鳥居
拝 殿
本 殿
桜沢八幡大神社の祭神は品陀和気命(応神天皇)で、新編武蔵風土記稿による八幡大神社の由緒はこのように記述されている。
(桜澤村)八幡社
村の鎮守なり、山崎八幡と云、猪俣党山崎三郎左衛門尉・小野光氏の霊を祀れり。由て此神号ありと近郷山崎村は此光氏の奮蹟にや、福泉寺の持。
新編武蔵風土記稿より引用
拝殿の手前にある神楽殿。神楽殿は石段下に配置 境内社 詳細不明
され、拝殿に正面を向いているように見える。