阿和須神社
淡洲神社の祭神は速御玉比売命が多いのに対して滑川町水房の社は阿和須神社と表記しているが、大和国添上郡の阿波の神社を勧請したもので祭神は息長足比売命である。
所在地 埼玉県比企郡滑川町水房238-1
御祭神 大鞆和気命 息長足日売命 武内宿称命
社 挌 旧指定村社
例 祭 春祭 4月15日 例祭 10月13日 秋祭 12月18日
阿和須神社は埼玉県道47号深谷東松山線で森林公園方向に進み、滑川町役場北交差点を右折する。県道173号ときがわ熊谷線に移り、道なりに真っ直ぐ約5分くらい進むと、右側に水房集会所が見えるのでそこのT字路を右折ししばらく進むと関越自動車道のトンネルが見えるのでそこを潜るとすぐ左側に阿和須神社が鎮座している。
駐車スペースは神社の西側に社叢があり、数台停めることは可能。だが駐車場は一の鳥居の逆方向にあるため、一端徒歩にて遠回りして鳥居方向に向かわなければならない。当日(平成25年8月15日)は大変暑い一日で、昼間の参拝は少々堪える。
不思議と車道の先に社号標と一の鳥居がある。 一の鳥居、先に車道が見える。
由緒の案内板が二の鳥居の手前、右側にある。 両部鳥居形式の二の鳥居
阿和須神社
滑川町大字水房
祭神 大鞆和気命 息長足日売命 武内宿称命
由緒
当社の本宮は大和国添上郡にある阿波の神社である 垂仁天皇の曾孫三枝の別連の末裔が此の郷を開き後柏江郷の戸主直道継の末裔によって永仁年中(西暦1290年中)字御山の台に三柱の神霊を祀ったと伝えられる 寛永元年に至り祐海法師により現地に遷座し その後寛延2年11月金雄法師および氏子一同にて社殿を再建した 明治6年村社となり大正5年指定村社に昇格した
祭事 新年祭1月3日 春祭4月15日 例祭10月13日 秋祭12月18日
平成17年5月吉日 滑川町観光協会 滑川町教育委員会
案内板より引用
開放感のある拝殿
本 殿
こちらの御祭神は大鞆和気命(応神天皇)、気長足日売命(神功皇后)、武内宿弥命の三柱で伊古乃速御玉比売神社と同じだが、淡洲と阿和須で「あわす」と読み方が同じでも、こちらは大和国添上郡の阿波の神社を勧請したものなので、速御玉姫命とは関係無いようだ。
境内社 八坂神社 八坂神社の隣にある境内社 稲荷神社
ゆったりとした静かな時間が流れる。大切にしたいものだ。