古社への誘い 神社散策記

たまには静かなる社の空間に身をまかせ、心身共にリフレッシュしてみませんか・・・・

太田新井 太田神社


        
             
・所在地 埼玉県白岡市太田新井334
             
・ご祭神 建御名方命 天穂日命
             
・社 格 旧太田新井村鎮守
             
・例祭等 お歩射(オビシャ) 115日 火防の祭礼 327
                  
祭礼 721
 太田新井地域は、白岡市南東端に位置する。西で岡泉・彦兵衛、北で上野田・下野田、東で南埼玉郡宮代町逆井・金原および春日部市内牧、南でさいたま市岩槻区鹿室に接する。地内は主に大宮台地の慈恩寺支台(内牧台地)の北端に位置し、一部で住宅地も見られるが、主に耕地や水田などの農地が占める地域である。
        
 太田新井 太田神社はこの地域の更に南部に鎮座している。途中までの経路は岡泉鷲神社を参照。埼玉県道78号春日部菖蒲線を南東方向に進行し、同県道154号蓮田杉戸線が交差する「岡泉」交差点から直線距離にして1㎞程南東方向の集落からはかなり離れた場所に社は静かに鎮座している。
        
               太田新井 太田神社参道入口
『日本歴史地名大系』 「太田新井村」の解説
 彦兵衛(ひこべえ)村の南にある。黒沼用水・隼人堀川が流れ、また日光御成道が通り道幅四間に杉並木があった。百間(もんま)領のうち。寛永五年(一六二八)岩槻藩阿部氏による検地があり(風土記稿)、田園簿によると田高一九石余・畑高二八二石余、同藩領。同藩の高岩筋に属し、延宝八年(一六八〇)の家数四四(うち本百姓三一)・人数二一六、太田新井新田の家数一六(うち本百姓一一)・人数九一(「岩付領内村名石高家数人数寄帳」吉田家文書)。
 

      一の鳥居から真っ直ぐに伸びる参道の先にある二の鳥居(写真左・右)
       二の鳥居の左側には「合祀 太田神社」と刻印された標柱がある。
 南西方向に伸びる参道ゆえに社殿は西向きとなっているかと思いきや、二の鳥居の先には
   社殿は見えず、右方向に参道は曲がっていて、実は社殿はすぐ右側に見えている。
        
         二の鳥居と背を向いている社殿の独特の配置が特徴的な社
        
                      二の鳥居の先に配置されている狛犬
 狛犬は、獅子に似た日本の想像上の動物で、通常神社や寺院の入口の両脇、あるいは本殿・本堂の正面左右などに一対で向き合う形、または守るべき寺社に背を向け、参拝者と正対する形で置かれる事が多いのだが、この社の狛犬は守るべき社殿が後ろ側になく、どことなく寂しそうである。
 
  二の鳥居の手前で参道左側にある青面金剛    狛犬の先で参道左側に密られている天王宮
 
    天王宮から参道は右に曲がり、       再度曲がる地点に祀られている
 石碑が建つところで再度右に折れ曲がる。   大黒天・稲荷大明神、と従軍記念碑二基
        
                    拝 殿
 太田神社 白岡町太田新井三三四(太田新井字原)
 太田新井の地名は、一説には村内にあった岩付太田誌の陣屋に住んだ太田道灌により名付けられたという。村の開発の年代については明らかでないが、開発当初は六軒であったと伝えている。
『風土記稿』には、太田新井村の神社について「鷲明神社二宇 共に安楽寺の持なり、〇諏訪社 村民の持、〇天神社 太田道灌の草創と云伝ふ、〇八幡社 以上村民持」と載せ、鷲明神社二社と諏訪社の計三社が村の鎮守であった。しかし、実際には、この三社は村内の三つの耕地(村組)のそれぞれの鎮守で、本田-鷲明神社、宿新井-鷲明神社、原-諏訪社という形で祀られ、村の鎮守として位置付けられる神社はなかった。このうち、原の「土橋(どばし)山」と呼ばれる高台に鎮座する諏訪神社が元々の当社で、元は旧家の氏神であったが、後に原の鎮守になったと伝えられており、恐らく『風土記稿』に見える「村民の持」は旧家の土地に祀られていたことを示すのであろう。ちなみに、同家は当社の参道入口の手前に居を構え、当主は一五代を数える。
 大正二年に本田と宿新井のそれぞれの鷲ノ宮神社(旧鷲明神社)を合祀した。この時の合祀先の選定は籤引きにより決したという。大正五年には社号を地名にちなんで太田神社と改めた。この時に総代の一人が境内東側の山林を寄附して境内を広げたという。
                                  「埼玉の神社」より引用
 
         本 殿                本殿内部
        
             二の鳥居から正面一の鳥居方向を撮影



参考資料「新編武蔵風土記稿」「日本歴史地名大系」「埼玉の神社」「
ウィキペディア(Wikipedia)」

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