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古社への誘い 神社散策記

たまには静かなる社の空間に身をまかせ、心身共にリフレッシュしてみませんか・・・・

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古郡北向神社

 美里町古郡地区の「古郡」の地名の由来は、律令時代に武蔵国那珂郡の郡家(郡役所)があったことに由来するそうだ。但し武蔵国で確認されている群家は都筑、橘樹、豊島、幡羅、榛澤の5郡だけであり、那珂郡の群家が古郡にあったという確証があるわけではない。ただ美里町は武蔵国の中でも早くから開発されていた地域の一つであり、町の東北部の諏訪山と呼ばれる丘陵の裾部に築かれた直径約50mの円墳である長坂聖天塚古墳を始め、近隣の十条地区には十条条里遺跡、また沼上地区の水殿瓦窯跡、広木地区にある「曝井(さらしい)」と呼ばれる遺跡など、「埼玉の飛鳥」という呼称にふさわしい遺跡の宝庫でもある。
 ところで郡家の認定基準は、地理的条件、歴史的環境、遺構の種類・規模・配置・遺物等から総合的に判断される。出土遺物がほとんどなくとも大型建物群が規則的に配置されたり、建物群が貧弱でも、官衙に関わる木簡や墨書土器が大量に出土するなどすれば、それらの遺跡は群家かそれに近い官衙遺跡と判断される場合もあるようだ。
 上記の判断基準を参考に那珂郡の群家の立地地区を考えてみると、遺跡こそ多いが、群家に相当する大型建物群や、木簡および土器等の大量出土した遺跡がなく、絶対的な場所が特定できず、判断に苦しむところだ。わずかに「古郡」という地名だけが嘗てこの地に群家があったことをわずかに伝えている。
所在地   埼玉県児玉郡美里町古郡257
御祭神   大巳貴命、素盞嗚命、少彦名命
社  挌   旧指定村社
例  祭    不明  

         
 古郡北向神社は埼玉県道31号本庄寄居線阿那志交差点を寄居方向に南下し、しばらくすると左側に当り一面田園風景の中にポツンとこの社の社叢林が見える。但し社に進む進入路が途中から舗装されてい無く、また車一台が進むほどの車幅しかないのには少々驚いた。また専用駐車スペースもないようなので、一の鳥居を越えた場所のわずかな空間に停めて参拝を行った。
           

         古郡北向神社正面一の鳥居は狭い空間上にあり、その中に社殿は存在する。
            
                                                        赤を基調とした社殿
  この社の彫刻類は時代とともに彩色も剥げてきているが創建当時は相当に素晴らしかったのではないかと思われる。
 
   向拝、蟇股部に飾られた煌びやかな彫刻        拝殿正面 蟇股部上、下部にも彫刻が
             
     この社は、規模はさほど大きくはないが、拝殿部の煌びやかさは他の北向神社を凌駕する。 
 
 
古郡北向神社
 当社の鎮座する大字古郡は、その地名が表すように、古代の那賀郡の郡役所としての郡家が置かれたことに由来するという。また、武蔵七党の猪俣党の一族、古郡氏の本拠地でもあった。
当社は社号が示すように真北を向いて鎮座しており、この向きは霊峰赤城山の最高峰黒檜山(1828m)を見据える形になっている。
 創建を明確にする記録は伝えられていないが、当地黄檗宗日光山安光寺に残る寛延元年(1748)の鐘銘及び宝暦元年(1751)の「武蔵国那珂郡古郡村日光山安光寺記」には次のように記されている。
坂上田村麻呂が征夷大将軍として蝦夷征討へ赴く途次、上野国緑野郡勅使河原に陣を設けた折、身馴川の十丈の淵に棲む神竜(大蛇)が川を渡る者を水死させることから、人々が往来に困っていることを聞き、日光山(同寺の裏山か)より赤城大明神に誓願をなし、大蛇を退治できた。よって、誓願の通り川上に江の浜の虚空蔵、川下に薬師四仏、北向大明神五社(古郡・阿那志・小茂田・沼上・北十条)を建立し、大蛇の尻尾を埋めた跡に同寺を建立した。なお、同寺は永禄年中(1558-70)に焼失したため、当社の別当は真言宗光明寺が務めていた。現在の安光寺は元文年中(1736-41)の再興である。
 明治40年に宇森浦神明神社、字下耕地二柱神社、字六所六所神社を本殿に合祀、字森浦の愛宕・諏訪・雷電の三社を境内に移転した。
                                                                                        埼玉県神社庁「埼玉の神社」より引用

   愛宕神社 聖天社 諏訪神社 天手長男社             秋葉神社 八坂神社
        雷電社 八幡大神 弁天社
 

     社殿の右側にある仙元大日神と社日            社殿の奥にある磐座(陰陽石)
                     
                      社殿の左奥にある明神社と御神木                  

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